絶対王者

王者、というだけで絶対なのに、絶対王者と呼ばれる、のは、かなりのものです。今年のオリンピックは、絶対王者の引き時、ということでも話題でした。体操の内村選手、水泳のフェルプス、そして陸上のボルト。
さらに、テニスの絶対王者、ジョコビッチのまさかの敗退。いずれも、今季限り、とも言われています。なににしても引き際があります。引く瞬間まで、トップでいることは、かなり厳しいことでしょう。
最高の瞬間に引くのか、ボロボロになってやめるのか、あくまで本人の決断ですが、迷うことでしょう。霊長類最強女子と言われた吉田選手がまさかの銀で、王者に銀はあり得ないので、悔しいことでしょう。
これは、王になった人にしかわからない心境なのだと思います。歴史を見ても、王になってからの苦悩のほうがズ〜と厳しいものがあるし。始皇帝もアーサー王も、幸せじゃなかったと思う。
王としての能力がなくなったら引退できるスポーツ界は、その意味では幸せですね。世襲やら世論やらで貰う王権は、ほんとに悩ましいものでしょう、ある国の国王が、引退したい、と表明したのは、当然です。
自分に、明らかに気力体力がなくなったとき、引き際だ、と判断する賢明さは、まさに王者の風格です。なにをなすべきか、そして、これから自分はそれを果たせるのか、冷静に判断してのことですし。
人はいつか、人生から引退を余儀なくされます。引き際の演出は、自らが決めてなすべき最後のことですね。イライラに効く薬はこちら。